受け口 歯 顎

受け口は、上顎に対して少し下顎が出ている程度ならば矯正装置などで治せる可能性が高いですが、極端に下顎が出ている場合には、抜歯や美容手術などの外科手術が必要になります。
受け口は、顎変形症と診断されると保険適用で治療が受けられます。顎の骨を外科的に切り取って動かす外科矯正治療という方法です。
顎変形症は、矯正治療のなかで唯一保険適用になっている治療です。全身麻酔をかける必要があるので大掛かりになりますが、大きな改善効果が期待できます。
ただし保険適用になるのは、「自立支援医療機関(育成医療・更生医療)」あるいは「顎口腔機能診断施設の指定医療機関」だけです。他のところでは保険が使えないので、注意しましょう。
口の中で手術を行うので、顔に傷が残るようなことはありません。入院期間は約10日前後必要で、その期間は口を開けられないので、流動食など特別な処置が必要になります。
受け口のなかでも、状態が悪いのが下顎前突症で、通常の受け口は上顎交代症と呼ばれています。
外科手術を受けるメリットは、通常の治療よりも期間を短縮できる可能性があるところです。口元や横顔のバランスを考慮して手術するので、通常の治療よりも大きな効果が期待できる可能性が高いです。
具体的な手術の流れです。
精密検査・顎機能検査〜診断結果・治療説明までが2〜3週間かかります。手術についての説明と臨床検査を提携病院で受けて、術前矯正が1年〜1年半ほどかかります。
いよいよ手術になり、約1〜2週間入院します。
その後は術後矯正にうつり、これを半年〜1年半ほど続けます。歯が元に戻ってしまわないようにする(保定)期間が約2年かかります。
治療費は、患者さんごとの歯と顎の状態によって異なるので、一概にいくらとは言えませんが、保険が適用になる場合には相場は装置代、手術代、入院費も含めて40〜50万円くらいかかります。保険が使えない場合には、200万円くらいかかります。

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受け口とは下歯列や顎骨の影響により口下部が突出してしまっている状態をいいます。
受け口や追い口の状態ですと口が上手く閉じないことがあります。
口がきちんと閉じないと唾液が口の端から零れたり、口腔内が渇いてしまうことにより雑菌が繁殖して虫歯や歯槽膿漏が進みます。また、唾液が本来持つ殺菌作用や栄養の分解作用が低下してしまいます。口の開閉が上手くできないわけですから発音や発声にも影響が出るでしょう。
また、口にこのような問題が起きていると必ず噛み合わせの問題も併発します。
上と下の歯列や顎が本来きっちり噛み合うべきはずなのにどちらかに重大な問題が起きているわけですから当然と言えるでしょう。
噛み合わせに問題があると噛み合わさる部分の歯のみ極端に摩耗し神経の露出や歯のひび割れといった問題に繋がります。
また、咀嚼がきちんとできず食べ物が胃に送られる際に大きなまま送られてしまい負担をかけ疾患へと繋がります。
受け口や追い口はきちんと矯正すべきものなのです。
美観という意味でも矯正は重要ですし、健康面を考えても矯正の必要性は甚大でしょう。
受け口や追い口を矯正する場合は美容手術が有用です。
外科手術で治療する方法もありますが、外科手術の場合は抜歯や顎の骨の切断により顎や歯列をずらすという手法が一般的です、ピンポイントな治療はできますが動かしたことによる鈍痛や他の部位への負担というデメリットがあります。また、傷跡が残る可能性も高いです。
対して美容手術は傷痕が残らず麻酔の後に鈍痛に悩まされるということもありません。
抜歯や骨の切断も行いませんのでそういったことに抵抗がある方も安心です。
また、美容手術の場合は顎の骨を少しだけ削り受け口などの原因となっている顎や歯を調整することにより治療しますが、その際に顔の他部位に負担がかからないように専門医が細心の注意を払って施術します。
顔の他部位も将来的な問題を見越して一緒に調整しますので安心です。

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反対咬合、いわゆる上の歯と下の歯の噛み合わせが反対になってしまっている受け口ですが、その原因は様々です。生まれつき顎の骨格が突出している先天性のものから、噛み癖や生活習慣が原因で起こる後天性のものまで、その原因と症状は様々です。
先天性の反対咬合の場合は骨を削るなどの美容手術を伴ったり、歯とあごの骨のサイズが合わない場合であれば抜歯が必要な場合が多く、なかり大掛かりな処置になってしまう事もあります。しかし、後天性のものは噛み合わせの状態が骨格ではなく、歯列のゆがみが原因の事が多いので、歯列矯正で治る場合が多くあります。
よくある原因では、幼少時のおしゃぶりのときに歯に力を加えてしまったことによるゆがみで、長い間おしゃぶり癖がなおらなかった幼児に多くみられます。受け口まではいかなくても上の歯の噛み合わせが下の歯と並んでしまうようないわいる、オープンバイトなどその症状は様々ですが、かみ合わせの悪いことによって、消化不良や血行不良など様々な身体への影響があり、多くの場合は適切な治療が必要です。
歯並びの悩みは欧米のみでなく、現代の日本でも気にされていて、特に受け口は見た目をコンプレックスにしている場合も多く、当人にとっては切実な悩みでもあります。
おしゃぶりのときに受けたテンションが原因で起こってしまった軽度の受け口は、下の歯列矯正のみで治ってしまう場合もありますし、上下の装置の装着でも比較的短期間で正しい噛み合わせに戻ることが多いので、一度矯正歯科に相談することをお勧めします。
美容整形を伴わなくても、歯列矯正のみで見た目や表情が変わることはもちろんの事、正しい噛み合わせを出来ることで、肩こりや消化不良などの解消も期待できます。また、正しい噛み合わせで、しっかりと咀嚼が出来ることで、食事に対する意識が変わったり、きちんとゆっくり食事をとることでダイエットにつながったケースもあります。
今は矯正装置も様々なのでライフスタイルに合わせた物を選択しましょう。

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歯並びは誰しも悩みがあり、芸能人やアイドルの白くてきれいな、清潔感あるきれいな歯をみるとうらやましくなります。
きれいな歯、健康な歯を守るために、子供のときから歯の知識をつけ、自分の歯で長いこと物を食べることができるように意識を高めておく必要があります。
子供の歯並びは両親の歯並びは遺伝することが多く、歯並びが悪い両親は子供の歯並びについてよく考えておく必要があります。赤ちゃんや小さいころに、おしゃぶりや、指しゃぶりをすると、歯並びが悪くなると言われています。
特に受け口といわれる下の歯が上の歯よりも長く生えている状態は、この指しゃぶりをしているときに指で歯を押すからなりがちだともいわれています。歯を押し出したり、すればどうしても外向きになりがちで、影響をもたらせます。
受け口は見た目のあまり良くないのですが、機能的にも問題があります。横から見るとあごが出っ張っているように見え、おしゃれをしたり、髪形を選ぶにも気分が沈みがちです。
気持ちが鎮めば、精神的にも落ち込み、ネガティブになります。
さらに上下の歯がかみ合っていないと、食事のときうまく噛み切れず、無理に咀嚼すればあごに負担をかけます。あごが疲れたり、あごがずれていけば、骨格もずれていき、様々な不定愁訴に悩まされることになります。体の不調は自律神経の乱れにもつながり、見た目もコンプレックスも合わせて気持ちも優れません。なので受け口はぜひとも歯の矯正治療で、健康に生活するためにも治しておきたいです。
いやな自分をすぐお別れしたくて美容手術で、手軽に歯を入れようとするのは危険です。歯の神経を抜いて差し歯を入れる美容手術は、歯の神経を抜くことで歯の寿命が短くなったり、ゆくゆくトラブルが起こってくるからです。
歯の矯正は健康保険が使えないため、高額な費用と年月がかかります。信頼できる歯の矯正専門医にしっかり相談して、きれいに治療したほうが得策です

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