同意書には効力がない

同意書を提出していても何ら問題ありません・・・
美容整形手術に限らずどのような手術を受ける場合でも、誰しもが「私はこの手術を受けるにあたってはコレコレのリスクを承知しており、万一不測の事態が生じても異議は一切申し立てない・・・」という類の書面にサインをするはずです。
しかし、如何なる内容の書面であれ、その効力が認められるのは、医療機関サイドに医療ミスは勿論のこと、法的、道義的、社会通念上に全く問題のないことが大前提となります。
ですから、例えば、お客(患者?)がその美容整形クリニックに初めて電話をかけた時点から手術後のアフターケアーに至るまでの間に、美容整形クリニック側の医師、看護婦、カウンセラー(実は営業マン)、事務員、その他に少しでも上記の問題行為があった場合には、その同意書は効力を消滅してしまいただの紙屑と化すだけのことです。

ちなみに、美容整形クリニックの場合、他の医療機関に比べ医療ミスも、上記の問題点も10~数十倍は多い現況にあるといっても過言ではありません。(当会データによる)
一般の医療機関では皆無に等しいであろう問題ある医療行為、事務行為が、美容整形クリニックでは日常茶飯事なのです。
ではなぜこのような横暴ががまかり通っているかですが、その理由は大きくは3点あると当会では分析しています。
まず、美容整形クリニックや美容整形医の超拝金主義、モラルの欠如が挙げられます。
次に、美容整形クリニックの乱立が過当競争をまねいた結果、まっとうな経営方針をとっていたのでは運営が成り立たないクリニックも多数あるのではないでしょうか。
次に、美容整形はその性質上、整形したことを誰にも知られたくないとか、恥ずかしいという思いが非常に強く、被害に遭ったからといって泣き寝入りする人がほとんどです。
これを他に例えるならば、レイプに遭っても訴える人はほんの一握りしかいないのとよく似ます。ですから、美容整形を取り巻く環境はベールに包まれる傾向にあり、他の医療機関では信じられないような横暴がまかり通ってしまうのだと思います。
現に、ほんの小さな問題点も含めますと、当会への相談者の80%以上に、医療ミスや上記の問題点が発覚しています。
ですから、貴方様の場合も、「手術同意書」の類にサインをしてしまっているからと初めから諦めてしまうのは早計です。
クリニックサイドには何らかの問題点が潜んでいるという性悪説に立つほうが賢明です。

本来ならば、このサイト上に美容整形クリニックにおける上記の問題点を具体的に列挙すべきだと思います。
しかし、実際に相談者から寄せられた問題を解決すべく対処をする際、クリニックサイドが事前にガードを固めてしまう懸念があるため、敢えてここに載せることは断念しました。