顎骨手術・プレート’

質問:
私は、下顎前突症の矯正を5歳から小学校卒業までしていました。
現在30代半ばになり、前歯の裏側が欠けてしまうくらいまで、後戻りしています。
矯正歯科医にカウンセリングしたところ、口腔外科手術ならば、健康保険が適用されるといわれました。
一昔前に、耳下に手術痕ができてしまうと聞いた頃に比べると、思い切って口腔外科手術にチャレンジしてみようかと思うようになりました。
そこで口腔外科手術をした後に、顔貌がどのように変わるのかも気になってきました。
私は、オトガイ形成術を検討中なのですが、下顎が支えている頬肉が弛んでくるのではないかと心配しています。
あと、私の居住区域が田舎なので、健康保険が適用される矯正歯科医が1箇所しかありません。
様々な矯正歯科医でカウンセリングしてみたいので、こちらで訊いてみることにしました。
宜しくお願いします。

回答:
初めまして。
オトガイ形成術をした後の、頬肉の弛みを心配されているようですが、そんなに大きな影響はないと思われます。
オトガイ形成術よりも、むしろ下顎全体が奥に引っ込むことの影響の方が大きいと考えます。
つまり、顎骨が削られて、小さくなった分、皮膚が余り、弛むことになります。
しかし現実には、輪郭形成術後に皮膚の弛みを気にしている人は、そんなにいません。
その理由として、下顎の後方移動が大きくなりそうな人は、上顎の前方移動をして、下顎の後方移動量を小さくする場合が多いからです。
一昔前は、重篤な下顎前突症でも、限界ギリギリの、下顎の後方移動だけで対応していたようで、その頃は皮膚の弛みが大きかったことが推測されます。
また、睡眠時無呼吸症候群の予防としても、気道を狭くしないように、下顎の後方移動量を小さくすることが有効となっています。

###

はじめまして!
私でなく親友の体験談ですが参考になればと思い投稿します。
その子は5年前に美容外科で下顎セットバック手術と歯並び矯正をしたんです。
正直に言うと、親友はかなりしゃくれていました。
下顎のひどいしゃくれで中学・高校時代には「しゃくれ」とか「あご」、「いのき~」とからかわれてずっと気にしていました。
親友はおとなしい内気な子だったのでみていてとてもかわいそうでした。
でも内心いやで仕方がなかったのか、大学に入ってすぐコンビニで深夜バイトをはじめ、整形手術を受けました。
彼女は私にだけ打ち明けてくれたので、私は手術に付き添いました。
手術は下顎セットバック手術というもので下顎の骨を切って引っ込めるというものでした。
彼女は同時に歯並び矯正でかみ合わせもなおしていました。
手術のあとは顔がものすごくはれて辛そうで、手術するべきではなかったのではないか、彼女の家族に連絡すべきかと迷いましたが、家族には知らせないでほしいと懇願されて見守るしかありませんでした。
しかし、3日もしたら元気になって腫れもどんどん引いていきました。
それからの手術の結果は驚くべきのものでした。
本当に小顔になっちゃって顎が引っ込んでかわいくなりました。
大学では4年生のときにミスキャンパスに選ばれました。
いまでは彼氏さんもできて本当に幸せそうです。
美容整形と聞くと偏見を持っている人も多いみたいですが、実際そんなにわるいものではないと思うし、きちんとした技術がある医者にかかれば劇的に変われるので悩みを解消する一つの手段ではないでしょうか?

###

質問:
鼻の下が長くて間抜けな顔に見えます。
人中短縮を考えていたのですが、先日歯医者に行ったところ上顎突出&歯並びが悪いため歯列矯正と上顎セットバック手術をすすめられました。
でも自分ではとにかく人中短縮のほうが優先です。
上顎が出ていることも歯並びも気にはなりますが、至急というほどでもありません。
そこで質問なのですが、矯正装置がついたまま人中短縮の手術はできますか?
もしできないのなら矯正の前に人中短縮をしておこうと思うのですが、上顎セットバック手術で人中も短くなったりするのでしょうか?

回答:
個人的には歯科医でのセットバックなどの手術はあまり見た目の改善にはつながらないと思います。
あくまでも歯並びと健康のためのしゅじゅつですからね。
私は、美容外科で、上顎のセットバックと人中短縮同時に行いました。
4番目の前歯を左右2本抜歯して、そのスペースの分の歯茎を切り取り、また、歯ぐきを水平方向にも切って前顎を下げるような感じですね。
思ったより大変で、全身麻酔から目が覚めると、歯を開けないよう縛って固定してありました。
実は、私は、以前矯正をしていたときに上顎セットバックをしたのですが、見た目の改善にはつながらず、今回の手術が二度目でした。
人中短縮すると、どうしても小鼻が広がるということで、小鼻縮小もしてもらい、術後は鼻も腫れて呼吸困難で、苦しいし、痛いし、キレイになれるなら命懸けで整形したいと思ってたのですが、さすがに音を上げそうでした。
つらい治療の甲斐あって今は、美しい輪郭を手に入れることができて、良かったと思っています。
ただ、人中短縮や鼻の手術は蛇足だったかも知れません。。
上顎セットバックだけでも人中を多少短くすることができるとあとで知りました。

###

下顎が大きい、小さいといった顎変形症の手術方法は、大別して下顎のみを移動させる方法と、上下の顎を移動させる方法の2つがあります。

下顎の手術については、下顎枝矢状分割術(SSRO)と垂直骨切り術(IV)の2つがありますが、最近ではほぼ下顎枝矢状分割術(SSRO)を採用します。

上顎の手術には変法があり、LE Fort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術(上顎骨骨切り術)がほぼ採用されています。

下顎枝矢状分割術(SSRO)でも、LE Fort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術(上顎骨骨切り術)でも、口中からの切開なので、外傷が残りません。

下顎枝矢状分割術(SSRO)は、まず最初に矯正装置を装着し、上の歯を内側に向けて、下の前歯を外側に出して、下顎枝矢状分割術(SSRO)をした後に、綺麗な噛み合わせにあるように、術前矯正をしてから、行います。

下顎を半分に割るようにしてズラし、そこの骨をチタン製プレートで留めます。

3、4本のスクリュー(=ネジ、ビス)を打って固定する場合もありますが、最近ではプレートで固定する方が、主流になっています。

下顎枝矢状分割術(SSRO)をした後の1~2週間は、ワイヤーで上下の顎を固定します。

その後は、ゴムによる弱い固定をしながら、下顎枝矢状分割術(SSRO)後の細かい修正をしてから、固定装置を外し、矯正治療が終了となります。

下顎枝矢状分割術(SSRO)を含めた矯正治療は、約2年はかかります。

上下の顎のズレが大きい場合や、下顎の回転を増やす、顔全体の長さを短縮させる場合は、上下の顎骨とも移動させます。

手術法としては一見簡単そうに見えますが、上顎を分割する際、多量の出血になることがあり、手術自体もかなりリスクを伴います。

###

■LE Fort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術

上顎骨を切って、前方に出し、チタン製プレートで骨同士を留めます。

完成された手術法で、代替手術がありません。

「LE Fort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術は、下顎の場合と異なり、やや出血量が多いので、貯血した自己血を体内に戻すことになるかと思う」という執刀医からの説明がありました。

そこで疑問な点を質問してみました。

「僕が以前、3~4針程縫った背中の手術では、手術痕が残ることを事前に説明していましたが(実際に術後5~6年経っても、いまだに手術痕が残っている)、今回のLE Fort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術をした後に、手術痕は残りますか?」

執刀医いわく「それについては、普段の怪我で傷痕が残らない体質ならば、今回の手術痕はケロイド症みたいな程ではないね。しかし、手術痕がしっかりと残ってしまう可能性もあるから、LE Fort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術よりも下顎枝垂直骨切り術(IVRO)の方がその点では良いと思う」。

僕も、執刀医の見解には賛成。

「LE Fort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術では、吸収性プレートを使えますか?」とさらに僕が質問すると、「箇所によっては、吸収されない場合がある。チタン製プレートと同様に、吸収性プレートも、体になじまないことがないわけではないが、吸収性プレートは、耐久性の面でやや弱い。以上の理由で吸収性プレートを使っていない」と執刀医が回答。

さらに執刀医が「ただし、チタン製プレートを除去する際、小さいスクリュー(=ネジ、ビス)で顎骨を留めているので、その留めているスクリューが折れる場合がある。折れた場合は、その周辺の顎骨ごと削って除去するというわけにはいかない」続けました。

ということは、チタン製プレートで上顎骨を癒合させ、プレート除去手術はしないということなのかな?

術後にそう思いましたが、インターネットで調べると、かなりの件数のプレート除去手術をしています。

ただし、それは下顎枝矢状分割法(SSRO)の場合が多いです。

LE Fort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術でも、プレート除去手術をしているかは調べ不足ですが、場合によれば、執刀医にもう1度、話を訊く必要はあるなと思いました。

だけども、このインフォームドコンセントの時は、訊くことなく、そのまま納得してしまいました。

まぁ、手術前日に説明するのは、ある意味で「後出しじゃんけん」に近いなとは思いますが。

吸収性プレートについては、最初に診断を受けた2008年当時、過去の冊子ですが、K病院でもらった冊子に書いてありましたから。

とりあえず、LE Fort(ルフォー)Ⅰ型骨切り術と下顎枝垂直骨切り術(IVRO)で、手術方式が決定。

承諾書にサインしました。

よし、これで明日は手術だ!

けっこうかわいい看護師が僕のところに来て、僕の担当になるとのことでした。

夜12時以降は、絶食、絶飲しました。

明日は、下着をはかずにパンツ(ズボン)をはき、圧迫ストッキングをさらにはいて、上半身の服装は、何でもよくて、気にしませんでした(すぐ脱げる格好)

△上記文章はユーザー個々の投稿です