エラ削り~保険適用治療

エラ削りの患者さんからの質問に「健康保険は使えるんでしょうか?」というものがあります。これから自分が受けようとしているエラ削りは、保険が適用されるのかされないのか。エラ削りは美容整形手術の中でも高額な部類に属しますから、気になるのはもっともなことです。
エラ削りは美容整形の一種であるため、まずは美容整形に保険が適用されるかをみていきましょう。

保険適応となるには①治療を必要とする病気や怪我であるかどうか②国が保険診療として認めた治療法であるかどうか、がポイントとなります。
美容整形と似た分野に形成外科があります。両者の保険適用の可否はどうでしょうか。
形成外科の治療は、保険治療がほぼ可能ですが、美容整形では原則として保険適用はありません。
形成外科治療は、交通事故・災害による外傷、やけど跡の治療や、痣や骨折による体の歪みの修復・改善、皮膚や組織の腫瘍の除去、乳房の再建のためになされます。これらの状態は治療を必要とするものであるため、保険の適応が認められます。それに対して、シワやたるみなど、加齢に伴う外見の変化についての治療や、二重まぶたや豊胸など、患者さん個人の求める外見にするための治療等、美容外科の多くが、病気や怪我の治療ではなく、また緊急を要するものでもありません。そのため保険の適応に必要な条件を満たさず、治療は保険適応外(自費診療)となります。
身近な例としてあげられる歯医者でも同様です。歯医者での治療も基本は保険が適用されますが、歯医者で歯の詰め物をする場合に、保険で認められているものより良い材質のものを使う場合自費になります。
もっとも、美容整形にも例外的に医師の診察によって保険適用が認められるものは存在します。
例えば、眼瞼下垂になると肩こりや頭痛に悩まされたりと生活に支障が出てしまいます。そのため保険が適用されます。
また逆さまつ毛になると、まつ毛が眼球に当たってしまい、眼球を傷つける恐れがあるため、保険が適用されます。
ほくろ除去のケースは、悪性の場合やその危険性がある場合は治療の必要があるため保険適用です。そうでない場合でも保険適用になることがあります。美容目的のレーザー除去などはまず保険適用外でしょう。

ではエラ削りに保険が適用されるかみてみましょう。エラ削りは女性らしさとシャープさを併せ持った輪郭を手に入れること、すなわち理想の外見にするための手術です。エラが張っていたとしても日常生活を送るには何の支障もありませから、治療目的もありません。
したがって残念ながら保険適用は認められません。
仮に保険が適用できるケースだとしても、その場合治療が主目的になります。見た目に多少問題が残ったとしても患部の治療が優先されます。
つまり外見は二の次になってしまうんですね。単にエラを削って終わりです。理想とするフェイスラインは手に入りません。
またエラ削り、もとい美容整形にに保険が適用されると、医師は患者一人当たりにかける時間が短く制限されてしまいます。、何よりも重要なカウンセリングで納得の行く十分な話し合いがなされないまま手術を受けることになりかねません。

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