豊胸・コンデンスリッチとセリューションの違い

今日のテーマは「豊胸・コンデンスリッチとセリューションの違い」です。
脂肪注入による豊胸術で人気の高いコンデンスリッチ法とセリューション豊胸。
どちらも幹細胞を使用した豊胸術なので違いがよく分からない!という方も多いと思います。
コンデンスリッチ法による脂肪注入豊胸は、吸引した脂肪からしこりの原因になる死活・老化細胞などの不純物を除去し細胞を濃縮(コンデンス)した新鮮なコンデンスリッチファット(CRF)だけを注入する施術法です。
綺麗な幹細胞を注入することで定着率アップを目指します。

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一方、セリューション豊胸術(脂肪幹細胞注入法)は、脂肪から幹細胞を抽出し、活性度を高めてから脂肪と混ぜてバストに注入することで、脂肪の吸収や壊死、しこり化を防ぎ長期的にバストアップ効果が持続されるようになるとされています。

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ここまで説明してもまだコンデンスリッチ法とセリューション豊胸の違いは分かりづらいですよね(^_^;)
脂肪幹細胞とは簡単に言うと脂肪細胞を作る種のようなものと考ていただくとわかりやすいかもしれません。この種が多い(体積当たりの密度が高い)方が脂肪の定着が良いと考えられています。
コンデンスリッチ法とセリューション豊胸の違いを簡単にいうと、コンデンスリッチ豊胸の場合はセリューション豊胸に比べ無駄になる脂肪の量が少ないという事が特徴です。

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だからといってコンデンスリッチ豊胸がセリューション豊胸に勝っているとは言い切れません。
コンデンスリッチ豊胸にもセリューション豊胸にもそれぞれメリット・デメリットがあるからです。
ともかく、クリニックによってはコンデンスリッチ豊胸やセリューション豊胸などの幹細胞注入法なら2CUP以上のバストアップできるという宣伝をしているところもあります。

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しかし、これは真っ赤なウソです。
2カップ以上も大きくなるのは非常にいい条件が重なった時か、しこり(死んでしまった脂肪細胞)がかたまりとして残っている時です。
この状態を”豊胸成功”というのであれば幹細胞注入法でなくても起こりえます。
脂肪注入でどれくらいの大きさになるかは、色々な条件によって決まりますが、コンデンスリッチ豊胸にしてもセリューション豊胸にしても通常1カップアップが限界といわれています。
決して、コンデンスリッチ豊胸やセリューション豊胸などの幹細胞注入法が特別に定着率が高く大きな胸を作り出せるわけではないのです。

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これらの幹細胞脂肪注入法による豊胸を考えているという方は手術を受ける前に幹細胞脂肪注入豊胸の真実を知りリスクをきちんと理解した上で挑むべきです。
コンデンスリッチ豊胸やセリューション豊胸を含め幹細胞脂肪注入豊胸は美容整形の中でも群を抜いて失敗の多い手術です。
美しくなるために受ける美容整形。
決して後悔することのないよう準備は面倒がらずに万全に行ってほしいと思います。

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以上、今日のテーマは「豊胸・コンデンスリッチとセリューションの違い」でした。

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※イメージしやすいよう文中に画像を挿入してありますが文章とは関係ありません