当会

今日のテーマは「豊胸 シリコン除去 術後の痛み」です。
当会の元には、「以前入れたシリコンバックを抜去したいが術後の痛みが心配」という相談メールがけっこう寄せられます。

シリコンバック挿入の豊胸手術のあとに強い痛みに苦しめられた方が多いようで、中には痛みで家の扉を開けることも出来なかったという方も……。
豊胸術は豊胸バックを入れる位置により3つの方法に分かれます。
・乳腺の下に豊胸バックを挿入する乳腺下法。
・大胸筋と乳腺の間にある筋膜の間に豊胸バッグを挿入する筋膜下法。
・大胸筋の下に豊胸バックを挿入する大胸筋法。

2つのうち、大胸筋法の方が術後の痛みが強いといわれています。
痛みの原因は大胸筋の下にバッグを入れるときに筋肉を動かすので違和感や痛みが出るようです。
大胸筋法でシリコンバックを挿入した場合、少なくとも手術後数日は痛みが続くといわれています。
人によっては半年以上違和感や痛みが続いたというケースもあります。

そのため、シリコン除去時にも挿入した直後と同じような痛みが続くのではと心配される方が多いようです。
しかし、シリコン除去の痛みはほとんどの場合、挿入時とは比べものにならないくらい楽です。
クリニックによっては全身麻酔や静脈麻酔、笑気麻酔などで対応するところもありますが、シリコン除去の麻酔は基本的に局所麻酔でおこなわれます。
眠っている間にシリコン除去手術が終了し、目覚めてから麻酔が抜けるまで病室で休憩をとり、多くの場合そのまま日帰りができます。

その後消毒のために数日通院し、10日ほど経過してから抜糸となります。
シリコンバック挿入のときは腫れや痛みが続くため、一週間以上ダウンタイムが必要ですが、シリコン除去の際は傷口に気をつけさえすればもっとはやく日常生活に復帰できるので週末を利用してシリコン除去手術をされる方も多くいらっしゃいます。

とはいえ、やはり身体にメスを入れることですし、傷口は極力小さく、そして跡が残らないように治るにこしたことはないのでシリコンバック挿入、シリコン除去ともに熟練の豊胸の名医に手術を託すようにしてほしいと思います。