美容整形依存症の恐ろしさ

美容整形依存症という言葉はご存じでしょうか?
アルコール依存症、ギャンブル依存症、買い物依存症など、依存症には様々な種類がありますが、美容整形依存症もそのうちの一つ。
簡単に言ってしまえば、何かの決まった行為をしていれば安心する、していないと不安になるという依存症です。

美容整形をする人は、自分が感じているコンプレックスを解決する手段として手術を選ぶ人がほとんどです。
手術によってその悩みが解消され、そのことに満足すれば問題はありません。
しかし、なかにはその満足の度合いがエスカレートしてしまうケースもあります。
顔や体の一部が改善されたとしても、それだけは満足できずに、
「ここもおかしい!」
「ここも整えてもっときれいになりたい!」
と、どんどん別の部分が気になってしまうようになります。
その結果、美容整形手術を繰り返してしまうのです。
つまり、美容整形依存症というのは、自分にとって理想の顔や身体を手にいれることに、徹底的に執着してしまうのです。

個々の美というのは主観的なものなので、依存症に陥ってしまった人はいくら周りがもう手術は不要だと諭しても聞く耳を持ちません。
一度依存症になるとそこから抜け出すのは至難の業です。
こうして美容整形手術を繰り返し、健康な身体の機能までも損ない、高額な費用の手術を繰り返した結果、借金地獄に陥り、一生を台無しにしてしまった方を何人もみてきました。
きれいになって幸せになるための美容整形手術。
常に客観的な目を失わずに行ってほしいと願います。

そして、美容整形依存症に陥ってしまった人はヤブ医者にかかっているケースがほとんどです。
なぜなら、本当に技術が高く心ある名医はけっして健康に悪影響を及ぼすほどの不要な手術はしないからです。
健康的に美しくなるために、できるだけ最短距離で理想の美を手に入れるためにも最高の医師のもとで手術を受けてほしいのです。