下顎枝矢状分割骨切り(SSRO) 下顎枝垂直骨切り術(IVRO) Kole法

■下顎枝矢状分割骨切り(SSRO)

下顎枝を矢状方向に分割し下顎を後方奥に後退させる(引っ込める)美容整形手術です。

下顎骨を左右上下、自由な位置に移動させることが可能で、分割した骨片同士の接触面積が広くとれ、骨の治療にメリットがありますが、その施術をする上で、かなりの高度な技量を必要とし、また下歯槽神経が下顎骨の外側に通っている場合は、この神経を誤って損傷させてしまうリスクが高いのが短所とかつてはされてきました。

現在は、3D CTスキャンや精密な骨モデルにより、下歯槽神経管(下歯槽神経の通っている下顎骨の中の管)の位置を特定でき、下顎枝矢状分割骨切り(SSRO)をする前に、模擬手術(シミュレーション)をして、確認できるので、下歯槽神経を損傷させてしまうリスクは回避できるようになりました。

■下顎枝垂直骨切り術(IVRO)

下歯槽管(下歯槽神経の通っている管)が下顎骨の外側に通り、下顎枝矢状分割骨切り(SSRO)をすると、下歯槽神経を損傷させてしまうリスクが高い場合は、この下顎枝垂直骨切り術(IVRO)によって、下顎骨の後退(奥に引っ込めること)をします。

下顎枝垂直骨切り術(IVRO)は、下顎枝矢状分割骨切り(SSRO)に比べて、簡単な手術法で、前述した下歯槽神経の損傷を少なくできる等のメリットがあります。

しかし、切り離された骨片同士をしっかりと固定プレートやワイヤー等で留めないため、骨切りした切断面と後退させた骨が重なって、横に張り出してしまい、下顎枝矢状分割骨切り(SSRO)のような下顎の幅を小さくすることはできません。

その上、長期(4~5週間)に渡る顎間固定を必要とするので、下顎枝矢状分割骨切り(SSRO)に比べ、長いダウンタイムを要するというデメリットがあります。

■Kole法

下顎前歯部(左右の犬歯間)を下顎骨体から切り離し、後方移動(セットバック)、前方移動、挙上、低下させることが可能な美容整形手術です。

Wassmund法と同じように、簡単な手術法で、臼歯部(奥歯)の噛み合わせが変化しないため、一般的な美容整形外科で使われることの多い美容整形手術ですが、下顎枝矢状分割骨切り(SSRO)や下顎枝垂直骨切り術(IVRO)のような、下顎骨全体を前方だったり、後方だったりといった、適切な噛み合わせになる位置への移動はできません。

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