上顎の固定プレート除去手術’

質問:
僕は、顎関節変形症で上顎下顎の手術をしたのですが、チタン製固定プレート除去手術をするか迷っています。
担当医によると、顎関節変形症手術をした9割の人は、プレート除去手術をしているとのことで、プレート除去手術をしていない人のその後の経過で、プレートを除去していないことに起因する障害や弊害について知っている人がいるなら、教えて頂けないでしょうか?
私は、担当にプレート除去手術をしない旨を伝えたら、無理にプレート除去手術をしろとは言わないが、絶対した方がいいと、険しい顔で言ってきたので、今はかなりプレート除去手術ををするかどうかで迷っています。
担当医によると、将来、医療機器の発達により、顔や脳のレントゲンや内部撮影時に、プレートが邪魔をし、それらの撮影が困難になるから、プレート除去手術をしてほしいとのことでした。
私としては、医療機器の発達というのなら、こうしたプレートのことも想定されているはずではと考えているので、将来的には、レントゲンや内部撮影の困難さは問題なしと思っています。
でも、将来の予測が的中するかどうかは、実際のところ不明なので、私の考えについてはどう思いますか?
他にも気になる事がありまして、日本では上顎か下顎か忘れましたが、どちらかには自然に体内で消滅するプレートを使えないそうですが、それは認可されていない以上、使用は不可なのですか?
以上のことについて、専門の先生方から意見を聞いてみたいです。
宜しくお願い致します。

回答:
結論から言うと、プレート除去手術を正しい時期にすることを強くお勧めします。
将来、医療機器の発達で顔とか脳のレントゲンや内部写真をとる時にプレートが邪魔でうまく写真をとれないかもしれないという、担当医の言われる通りだと思います。
残念ながら、レントゲンや内部写真を想定して医療機器が発達するでのは、というのは全く別次元の話となります。
これら以外にも、本来除去が前提のプレートを長期間、顎骨に残存させと、不測事態に将来遭遇する可能性もあるので、プレート除去手術をすべきです。
プレート除去手術をしない人の方が、圧倒的少数の上、まだこのプレート除去手術自体の歴史が浅いことから、十分な追跡調査がなされていないかと思われます。
不測事態とは、まだ明確になっていない金属プレート残存による身体への悪影響の可能性があるということです。
あと、仮に今回プレート除去手術をせずに、将来にやはりプレート除去手術をしたくなった、もしくはプレート除去手術をせざるを得なくなった際に問題が生じます。
プレート除去は、適切な時期(通常は顎変形症手術後の半年~1年)にしなければ、その後のプレート除去は困難となり、さらに今よりも時間的、金銭的、体力的にコストがかかる手術が必要となります。
長い人生で捉えると、今回の適切な時期にプレート除去手術をするのが、最も望ましいと大抵の医師が考えるかと思われます。
なお、吸収性プレートについては、全症例で使用できるわけではありません。
保護者の方、担当医と綿密に相談し、最良の選択をして下さい。
くれぐれも、自己判断のみでの決断はしないで下さい。
どうぞ、お大事に。

###

固定プレート除去手術について

通常は、プレートとスクリュー(ビス・ネジ)を使用した固定プレートの種類や病院・担当医の方針により、顎手術の約半年~1年後に、固定プレート除去手術をします。

人工的に”骨折”させた顎骨を、スクリュー(ビス・ネジ)で留めた固定プレートでしっかりと固定します。

プレートの種類は、チタン製プレートや吸収性プレート等があって、病院・担当医の方針や、患者さんの症状等により、チタン製プレートか吸収性プレートか、等に使い分けます。

チタン製プレートと吸収性プレートのメリット・デメリットについて

チタン製プレートは、吸収性プレートに比べ強度があり、低コストですが、顎手術をしてから約半年~1年後に、固定プレート除去手術をすることになります。

吸収性プレートは、チタン製プレートと異なり、固定プレート除去手術をする必要はありませんが、低い操作性や強度の弱さ(術中・術後におけるスクリュー[ビス・ネジ]の破折)、チタン製プレートに比べ、高コスト(チタン製プレートの約10倍)等がメリットやデメリットとして挙げられます。

固定プレート除去手術のための入院期間について

固定プレート除去手術に要する入院期間は、約1週間~10日程になります。

通常の場合は、固定プレート除去手術前日に入院します。

固定プレート除去手術後の食事について

固定プレート除去手術をした当日の夕食から、お粥(軟らかい物)が食事で出ます。

通常の顎手術における食事と異なり、流動食ではありません。

固定プレート除去手術後の腫れについて
通常の顎手術後に比べ、顎や顔の腫れは少なく、意外と早く引けます。

固定プレート除去手術のための入院費用について

固定プレート除去手術は、健康保険が適用可能です。

固定プレート除去手術のための入院費用は、手術の内容により異なりますが、およそ6万~10万円前後になります。

###

バードフェイスとは、正式な医学用語では、上下顎前突といいます。

歯が前方に突出し、口を閉じた際に唇が前に出てきてしまい、ちょうど鳥の嘴のように見える状態が、バードフェイス(上顎前突症)の名称の由来となっているようです。

機能面のデメリットとして、バードフェイス(上顎前突症)は、口の中が乾きやすいため、歯周病や歯槽膿漏、虫歯の原因となりやすく、また、顎関節症や肩こりをもたらすこともあります。

審美面のデメリットとして、バードフェイス(上顎前突症)は、やはり口元がもっこりと突出し、気にしているところなのに、なお目立ってしまうという点があります。

口を閉じても噛み合わない開咬や、前歯に隙間ができる反対咬合、歯が重なり合った叢生、等々、数種類の不正咬合があり、バードフェイス(上顎前突症)もその不正咬合の中の1つです。

審美面はさておき、「歯列や噛み合わせといった機能面に特に異常や障害がないからいいや」と、治療をせずにそのままバードフェイス(上顎前突症)をほったらかしにしてしまいがちですが、口が閉じにくいことに起因する健康への悪影響があるので、いつまでもバードフェイス(上顎前突症)の治療をしないのは良くないことでしょう。

前述したように、バードフェイス(上顎前突症)は、口の中が乾きやすいため、歯周病や歯槽膿漏、虫歯の原因となりやすく、また、頭痛や顎関節症、肩こりをもたらすこともあり、また、口呼吸になっているケースも多く、鼻の病気を誘発するリスクもあります。

審美面が気になる人がバードフェイス(上顎前突症)を治療するのはもちろんですが、多少なりともバードフェイス(上顎前突症)で気がかりな点があれば、病院にカウンセリングで行きましょう。

矯正でバードフェイス(上顎前突症)が治ることもあれば、外科手術をしなければ、解消できない程度のバードフェイス(上顎前突症)もあり、個人差があります。

外科手術によるバードフェイス(上顎前突症)の治療ともなると、手術をすることになるので、高額な施術料金になるようです

△上記文章はユーザー個々の投稿です