下顎骨矢状分割骨切り術 オトガイ形成術 人工骨による上顎形成術

【事例1】18歳 女性 顎変形症(受け口/下顎前突症)

この18歳の女性は、かなりの長期間、受け口(下顎前突症)で悩み、約3年の月日をかけ、歯科矯正病院にて歯科矯正治療を受けていました。

噛み合わせは良くなりましたが、受け口(下顎前突症)特有の、下顎がしゃくれ出た状態が、歯科矯正でも治っていないことにガッカリし、受け口(下顎前突症)の改善をしたいとのことでした。

受け口(下顎前突症)の噛み合わせだけを治すのなら、歯科矯正治療だけで異常のない噛み合わせを実現できましたが、受け口(下顎前突症)顔までを改善させるには、歯科矯正だけだと十分ではなかったと思われます。

■手術による治療

極力短期間での治療を、この女性は希望していたので、術前歯科矯正をせずに、外科矯正手術を先にするという、手術先行(サージャリーファースト)法を選びました。

下顎骨矢状分割骨切り術により、下顎を後方奥にバックさせました(セットバック手術)。

この状態でも、まだオトガイ部が長く、前方に突き出た印象があり、左右の顎のアンバランスがそのままだったので、オトガイ形成術をしました。

また、上顎の、とりわけ鼻周辺が凹んだ様子でしたので、人工骨による上顎形成術をしました。

■手術後の経過

下顎骨矢状分割骨切り術と上顎形成術をした後の3週目辺りから、本格的な歯科矯正を開始し、7ヵ月間の動的治療期間(歯を積極的に動かす矯正期間)を経て、受け口(下顎前突症)顔の改善治療を終えました。

■備考:
手術先行(サージャリーファースト)法により、受け口(下顎前突症)の改善治療が、短期間で終えました。

本来であれば、上顎はルフォーⅠ型骨切り術で上顎を少し前方に出し、下顎は下顎骨矢状分割骨切り術で合わせる手術をするかと思われますが、可能な限り負担が少ない手術で、なおかつ短期間の治療法がいいと、この女性は希望したので、以上のような下顎骨矢状分割骨切り術、オトガイ形成術、人工骨による上顎形成術手術という複数の手術を組み合わせて、しました。

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