顎骨切り・削り


目や鼻、口はとても綺麗に整っているのに、丸い顔というだけで、美人とは言い難い人が、世間には多くいます。
そのような人は、シャープな輪郭になれば、かなりの綺麗な顔になれますが、この輪郭を整えるのは、難しいといわれてきました。
しかし近年において、難しかった輪郭の整形手術も、安全に、かつ容易にできるようになりました。
その整形手術が、Vライン形成といわれる方法で、顎骨の一部を切り、輪郭を綺麗に整える手術法です。
Vライン形成は、一言でいうと、顎の垂直骨切りで、太い顎で、エラが張っていて、男っぽい印象のある女性や、小顔になりたい人に対し、適用されます。
その名の通り、顎の形を「V」の字のような、シャープでスッキリとした輪郭を目指します。
しかし、このVライン形成は、骨を切る手術だけあって、それなりのリスクがあります。
技量の劣る医師にかかると、ガタガタのラインの顎にされてしまったり、顎の皮膚が弛んでしまったりというリスクがあります。
また、Vライン形成のダウンタイムは、約1ヵ月程度がかかる上に、費用も100万円以上もする高額整形手術です。
なので、Vライン形成をするには、評判の良い、技量のある医師を探し選ぶべきです。

###

日本人を含めた東洋人は、西洋人と比較して、頬骨が出っ張っていたり、広く大きな顔幅に見えたり、ゴツゴツとした男っぽい顔の印象で悩んでいたり、といった状態の顔が多いといわれています。
そうした頬骨に起因する悩みを改善・解消するための整形手術が、頬骨削りです。
頬骨の出っ張りが目立つ場合は、頬骨以外の下顎のエラや顎先も出っ張って目立っていることも多いので、頬骨削りと併せて、下顎を整える手術もすることによって、よりシャープな輪郭と小顔を得ることができます。
実際の頬骨削りでは、ただ単に頬骨を削るだけではなく、新たな立体感を生み出すような整形手術を心がけて、プランニングします。
頬骨削りは、麻酔科専門医による全身麻酔をしてから、口中からの切開と、耳裏の生え際からの切開で行うので、傷痕は目立つところにできません。
頬骨削りは、頬骨の出っ張り具合が軽度の場合ならば、頬骨を削るだけです。
しかし、中が空洞になった特殊な構造をしている頬骨は、数mm削っても穴が開いてしまう場合があるので、削れる量にも限度があります。
また、頬骨を削るだけでは、頬骨の出っ張り感を改善するのは難しく、ノッペリとした立体感のない顔になる可能性もあります。
この頬骨削りをする大抵の人は、頬骨の出っ張りが目立って、広い顔幅に見える場合が多いので、頬骨の出っ張った部分でL字型に切り、適切な分の骨を削り、頬骨を小さくします。
さらに、耳裏の生え際から小さく切開して、そこから頬骨弓の付け根を斜めに骨切りし、内側に移動させます。
最後に、頬骨を手術用金属ワイヤー、あるいはチタン製固定プレートで、しっかりと理想的かつ適切な位置に留めます。
移動させた頬骨がしっかりと留められたことで、頬骨の縮小による頬肉の弛みを予防することができます。
頬骨削りをした後は、頬骨の出っ張りと顔幅が小さくなり、柔和な印象と小顔効果が望めるようになります。
希望に応じ、下顎手術を頬骨削りと同時にすることも可能です。

###

質問:
僕は19歳です。
顔がでかくて、目から顎の先までの長さがものすごく長いです。
くり~むしちゅ~の有田みたいな感じで少ししゃくれもあります。
顎の中抜きか顎削りをしたいと思います。
未成年は親の許可が必要らしいのですが親の許可は取っています。
個人的には顎を切って、引っ込ませて、エラも少し切りたいです。
今のところ、リッツ美容外科かしらゆりビューティークリニックで迷っています。
合計で200万まで出せます。
整形は初めてですし、リッツかしらゆりか、もしくはそれ以外でどこかいいところがあればおすすめのところを教えてください。
ちなみに顎は最高でどのくらい削れるでしょうか?
ネットでいろいろ探してると、1.2㎝削った人が最高でした。
1.2㎝以上短くした人もいますか?
できるなら1.5㎝くらい削りたいです。

###

■長い顎を短くする整形手術とは?
顎水平骨切り術(中抜き法)
顎下端削除術
下顎枝矢状分割術(SSRO)あるいは下顎枝垂直骨切り術(IVRO)
・顎水平骨切り術(中抜き法)と顎下端削除術
下顎骨全体ではなく、顎部位だけが長く、とがっている場合には、顎水平骨切り術(中抜き法)をします。
切り離した顎骨を移動させ、固定させた後に生じた両端の骨の段差を解消するには、技術を必要とします。
その際の、顎神経の麻痺を避けるために、3Dモデルによる下歯槽神経、顎神経の詳細な走行位置を確認するが必須となります。
わずかな顎の短縮で済むのならば、顎下端削除術をする場合もあります。
38mm程度の顎高で、3~5mm程度の短縮量ならば、この顎下端削除術を使うことが可能です。
■顎水平骨切り術(中抜き法)と顎下端削除術の使い分けについて
この2つの、顎水平骨切り術(中抜き法)と顎下端削除術をいかに使い分けるかについていいます。
顎下端を削るのは、顎下~頸に向かう筋肉を剥離してからになり、術後に顎下のかなりの弛みが出る場合があります。
ゆえに、顎短縮手術としては、あえて顎の先端の骨を残す(顎の筋肉群をできるだけ温存できる)中抜き法が主流となっています。
一方で、わずかな顎の短縮(3㎜以内)ならば、剥離する筋肉も少なく済み、顎下端切除術も使うことができるということです。
次に、形態的な説明ですが、長い顎の人で、顎だけが長いという人は意外と多くありません。
実際には、下顎全体が長い場合が多いです。
その場合に、顎だけを短く切ったら、長方形の顔型になってしまいます。
下顎角に向ってエラ骨切り術(拡大下顎下縁切除術[EMAO])もしくは下顎枝矢状分割術等を併用し、理想的な卵形の顔になるように、手術をプランニングすることが必要になります。
また、長い顎の人は、大抵の場合、顎が突き出していることが多いのです。
顎骨切り・顎骨削りで顎を短くしながら、奥に引っ込めた場合には、骨と軟部組織とのバランスを崩し、皮膚、顎の筋肉群が余り、顎の皮膚の弛みがかなり出てしまいます。
この皮膚の弛みは、現状において、顎骨切り・顎骨削り後も改善する手段がありません。
いわゆる「顎の肉が余っている、二重顎が気になる」等の状態になります。
ゆえに、このような皮膚の弛みをつくり出してしまう手術は、避けるべきです。
こうした場合の解決方法の1つとして提示できる手術法は、下顎枝矢状分割術等で、下顎骨全体を奥に引っ込める手術です。
下顎骨を奥に引っ込めると、顎だけではなく、下顎全体が小さく、短くなります。
顎が突き出していることで長く(実測値約35~38mm)目立つ人には適している手術法となります。
ただし、下顎枝矢状分割術後は噛み合わせ状態が変わりますので、歯列矯正等を併用するような手法になります。