顎変形症の上下顎手術

顎変形症を改善するための上下顎手術です。

10日間の入院期間です。

■上下顎手術前日

  • 上下顎手術による入院についてのオリエンテーション
  • 普段服用している薬の確認
  • 全身麻酔の説明
  • 血液検査
  • 歯石取り
  • 顔及び歯の写真撮影
  • 上下顎手術後に入れる固定プレートの確認
  • 口元周辺における皮膚の知覚テスト
  • 上下顎手術後の固定用フックの試し装着
  • 上下顎手術の最終確認

上記以外では、鼻毛カットもありました。

鼻チューブを入れるからでしょう。

他にも様々な準備をしました。

通常診察を終えた先生方が、20時頃より上下顎手術についての最終説明をしました。

これまでは、3人の先生に診てもらっていましたが、3人が同時にそろうことはありませんでしたが、この上下顎手術についての最終説明では、上下顎手術に関わる先生全員がそろって、顎骨を正式に動かす距離等を説明してくれました。

今までも、上下顎手術についてはざっくりと説明はしていましたが、ハッキリした具体的な数値をいわれたのはこの日が初めてでした。

今回の上下顎手術では、上顎骨を5ミリ上方へ、下顎骨を4ミリ前方へ移動させます。

私は、笑うと歯茎がガッツリ出てしまうガミースマイルなので、上顎骨を上方に5ミリ、後退している下顎が前歯と噛み合ないので、下顎を前方に4ミリ移動するということです。

手術方法は「上顎ルフォー1型骨切り術」、「下顎枝矢状分割術」です。

何度も先生方から言われましたが、今回の上下顎手術では後遺症が残るリスクがあるとのこと。

上下顎手術後は、顔が腫れるし、痺れが後遺症として残る場合もあるので、その部分は覚悟しました。

また、顎骨をかなり移動させるので、吸収性プレートの使用はありませんでした…残念。

顎骨の移動距離が2~3ミリ程度だと、吸収性プレートの使用を検討する場合もあるようですが、今回の私の上下顎手術では、吸収性プレートの使用が検討されることはありませんでした。

あと、今回の上下顎手術と同時にオトガイ形成術はしないで、固定プレート除去の際にあらためて検討することになりました。

自分にとって気になる点や不安要素があれば、しっかりと上下顎手術をする前に、先生方とコミュニケーションをし、意思の疎通をしておくことが重要だと思います。

その後、病室に戻り、21時に消灯になります。

上下顎手術の前日ということで、飲食に制限がありました。

  • 禁食21時
  • 禁水24時

だったので、最後にお茶だけを飲み、グッスリと就寝。

■上下顎手術当日

ついに心臓バクバクの上下顎手術当日です!

普段は注射が苦手な私が、まさか上下顎手術をするとは…。

7時に点滴用シールを手の甲に貼り、トイレを済ました後に手術着に着替えました。

9時前には、全身麻酔の大手術ということもあって、立ち会いの家族が来てくれました。

いよいよ、自分の足で歩き、家族と一緒に手術室まで行きました。

手術室の前からは私独りで手術室へ入りました。

なぜか木村カエラの曲がかかっている手術室で、私はベッドの上で横になり、看護スタッフの方々が、テキパキと私の身体に医療機材を着けていきました。

緊張が顔に出ていたのか、看護スタッフの方が私に優しく声をかけてくれました。

さあ、人生初めての全身麻酔!

麻酔専門の先生が、「左腕がちょっとだけ痛くなりますけど、大丈夫ですから~」といったその直後、あっという間に夢の中~!

私は、9時から16時にワープしていました。

目覚めると、家族の顔が見えたので手を振ると、家族からは、意外と元気そうに私の姿が見えたようで、安心し、家族は帰宅しました。

上下顎手術当日だけは、一般病室とは異なる病室で一晩を過ごします。

ナースステーションの隣にある病室なので、何かあれば、看護婦さんがすぐに来てくれるようになっています。

正直なところ、これ以降が、上下顎手術に関わる入院の中で最もつらかったです。

まずは、自分の身体に着けられた機器等を確認しますと、

  • 包帯ぐるぐる巻の上、タマネギネットでまとめられた頭
  • 酸素マスクは約3時間後に取外し
  • 喉も痛く、呼吸も苦しかった鼻チュ-ブ。翌日には取外されるのでもう少し我慢
  • 鼻の下に腫れ止めテープ。次第に鼻血で薄汚れていくも大丈夫、誰も私の汚れに気にしません
  • 右腕に血圧計、翌日まで定期的に血圧を計測
  • 左腕に点滴、痛みが出たら、ここから自分でスイッチを押し投薬
  • 両足に血栓予防のエアマッサージ器。これのせいでなんか動きにくかった

上下顎手術後の痛みは、思っていたよりはありませんでした。

  • ジンジンとした圧迫感はありましたが、鎮痛剤の点滴を打つ程でもなく、過ごせました
  • 隣の方は、鎮痛剤の点滴を打って、気分が悪くなり、何度か吐いてしまっていたようです
  • 人差し指に測定器、これは翌日には取外されました
  • 尿カテーテルも、翌日には取外されました
  • 輸血用の点滴には、自己血を入れました
  • 目の周りに何か塗ってあり、ベタベタしました

覚えている限りでは、こんな感じです。

上下顎手術後は、何となく目を閉じて、就寝時間まで過ごしていたのですが、6時間くらい全身麻酔にかかり、眠りまくっていたせいか、とにかく寝られません。

履歴書の特技欄に「睡眠」と書いてもいいくらい、すぐに眠れるはずの私でしたが、この晩は全く寝られませんでした。

腫れてきた顔は、横になるとつらいので、ベッドを起こしてもらい、座った状態で一晩を過ごしました。

口の中には血抜き用チューブが入れられていて、どんどん血が出てきます。

血が溜まると、吸引機を使用して吸い取ります。

看護婦さんがまずはお手本で何回か吸引してくれた後は、自分で吸引機を使用しました。

実はこの血抜き用チューブの存在は、翌日に口の内側を縫われるまで気がつきませんでした。

どんだけ鈍いんだ自分は。

夜になると、38℃にまで体温が上昇したので、看護スタッフが保冷剤をくれました。

普段は、約37℃の平熱なので、38℃までの体温上昇は、さほど苦痛ではありませんでした。

この日で最もつらかったのは、同じ姿勢で居続けることでした。

もっと傷口の方が痛いのかと思っていたら、「長時間同じ姿勢+寝れない」という、全くもって予想外のことが苦痛でした。

本当に時間の経つのが遅く感じて、かなりつらかったです。

△上記文章はユーザーの投稿です