上下顎骨手術の体験記

下顎前突出(受け口)解消のため、前々から術前矯正を開始、それから上下顎骨手術をしました。

■病名

顎変形症(下顎前突症、上顎骨劣成長)

■手術名

  • ルフォーⅠ型骨切り術
  • 上顎後方歯槽骨切り術
  • 下顎骨矢状骨切り術

■手術

8時半:麻酔前投与薬の注射。
9時:手術室へ。
18時頃:部屋へ戻ってきたみたいです。手術自体の記憶もなく、楽しい夢を見ていたことを覚えています。気づいた時は、酸素マスク、口からの血抜き用チューブ2本、鼻チューブ、尿管、点滴、顔に巻かれたバンドがある状態でした。手術当日は意識が朦朧とし、今思い出せることは少ないです。口はプレートを噛み、ゴムを何本も掛けた状態で固定。出血は約800mlで、手術前に3回に分けて採っておいた自己血1200mlのうち、手術中に400ml、手術後に400ml、手術翌日に400mlを体内に戻し、結局は全ての採血した血液を戻しました。

■手術翌日

尿管抜去:尿管装着の苦痛は少なく、翌朝すぐ外してもらいました。私としては、歩いてトイレに行く元気もなかったし、「もー尿管を外しちゃうの~」と思ったのを覚えてます。尿管を外すのも一瞬で、特に痛みはなかったです。その後はフラフラしながらトイレへ歩いて行きました。
血抜きドレーン抜去:朝9時に処置室まで車椅子で連れて行かれ、消毒等をしてもらうのですが、結構フラフラしてました。ジェスチャーで「これ(=血抜きドレーン)抜いて~」と伝えたら、血抜きドレーンから出ている出血も少なかったので、血抜きドレーンを外してもらえました。外す際の痛みよりも、手術後暫くの間、腫れた口唇を触られる痛みの方が大きかったです。

■手術後3日目[プレートを除去してからのゴム固定]

顎はゴムで固定されたためか、寝起きの度に顎が動く感じがして、怖いし痛いし。鼻チューブが苦痛で、息苦しい上に喉も痛い。夜はほとんど熟睡できず、1~2時間おきに目が覚めました。この頃は早く時間が経たないかなと祈ってましたし、苦痛の方が多くて、手術しなきゃ良かったと後悔してました。朝9時に処置室に呼ばれ、プレートを外し、ゴムを固定されました。この処置が、手術後やった処置の中で最も痛かった! プレートを外すのは、口を開けないとできない。ということは、骨折したに等しい状態の顎を動かすということで、その痛みプラス腫れた口唇が引っ張られて、思わず涙が出ました。顎を正しい位置に動かすためとはいえ、本当に痛かった。このまま気を失ったら楽なのにな、って本気で考えました。

■手術後4日目

顎間固定:この日までゴムで固定してたから、時々顎が動く感じがあり、朝の起床時に顎がガクッ動くようで凄い痛い! それもそのはず、下顎が必要以上に左にズレてたらしい。ゴムの固定を外して、一部だけワイヤーの顎間固定をされました。固定自体はさほど痛みもなく、ゴムと異なり、全然顎が動くこともないので、寝起きの際の不安はなくなりました。この時はゴムの固定も併用してました。結局全てワイヤーでの固定になったのは、手術後6日が経ってからでした。
顔バンド終了:この頃が、顔の腫れのピークでした。担当医の先生は、凄く顔の腫れが少ないよ~、って言ってましたが、自分の感覚では、これ以上は腫れようがないぞーっていうくらいパンパンの感覚でした。口唇の腫れもこの頃が1番ピークで、口唇が閉じないから、涎がダラダラと出て、片手にはいつも吸引チューブを持って、涎を吸ってました。

■鼻チューブ 手術後7日目に抜去

日に日に苦痛が強まりました。唾を飲み込んだり、顔を動かすのも、チューブが喉に接触し、痛かったです。チューブを外してもらう時は、一瞬だったので痛みはほとんど感じなかったです。抜去後は、今までが嘘みたいに楽になりました。

■食事

手術後1週目:流動食で、毎食口に入れるのに時間かかり、嫌だった。
手術後2~3週目:ミキサー食になり、不味くても飲み込めば一瞬。毎食10分かけてました。
手術後3週+4日目~:ペースト食になり、ミキサー食にとろみがついた感じ。
手術後4週+4日目~:ようやく形のあるキザミ食になり、美味しかった。
ミキサー食に代わってからは、プリンやヨーグルトをマックの太いストローで吸ってました。

■抜糸

手術後2週間で、表面の見える箇所の抜糸。
手術後4週間で、口中の抜糸。
抜歯は、想像以上に痛みがありました。糸を引っ張り、ジョッキッと切断する感触です。

■歯茎のボルト抜去

顎間固定は、歯についたフックだけでするのではなく、上の歯茎に4箇所、下の歯茎に4箇所の計8箇所にかなり太いボルトが入り、それにワイヤーを掛け、上下の顎で固定するものでした。顎間固定が解除され、自分でフックにゴムを固定するようになったら、ボルトは用なしです。ボルトを抜くのは、抜歯する時のように局所麻酔を口に1周して打ち、ネジを抜く要領で専用ドライバーを使い、抜きました。

■上下顎骨手術をした感想

手術後4日目までは、本当に苦痛で「ここまで苦しい思いをしてまで上下顎骨手術をする必要はあったのかな~、やらなければ良かった」と思った時もありました。しかし、手術後5日目以降は、次第にに苦痛から開放され、今となっては、上下顎骨手術をして良かったと思っています。依然として顔は少し腫れてたり、何でも食べられる状態でもありませんが、やはり普通の噛み合わせになった自分の顔を見ると感動します。これから上下顎骨手術をすると決断した皆さん、上下顎骨手術をすると決断した以上は、担当医の先生を信頼して頑張って下さい! どんなに上下顎骨手術の後が苦しくても、長い人生におけるほんの4~5日間です。それを乗り越えたら、普通の噛み合わせが手に入りますから。

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