チタンプレート除去手術&オトガイ形成術の体験談

下顎手術からちょうど半年が経ち、術後の経過も良好で、矯正も順調に進んでいます。

しかし私の顎にはまだ梅干が・・・

そこでチタンプレートの除去手術とオトガイ形成術を受けることとなりました。

■手術名
オトガイ形成術(下顎骨形成術)、下顎プレート除去手術

■病院
某大学付属病院

■手術前日(入院日)
急遽手術日が変更になったので、母は旅行中。変わりに母の妹である叔母が付き添いに来てくれました。半年前に入院したばかりなので、今さらながら病院の説明を聞くことはないと思っていたのですが、なんと今日、私の手術前日よりこちらの大学病院は「特定機能病院」の指定を受け、医学部と歯学部が統合され、病院の名称まで変わりました。一番驚いたのは、4月の入院時では、各自私物のパジャマ着用で自由だったのですが、本日より入院患者は全員病院支給のパジャマを着用することになったのです。しかも、1日70円のレンタル料がかかります。せっかく入院のために選んだパジャマやTシャツは、叔母に全て持って返ってもらいました。最初からそれがわかっていたら、荷物が半分で済んだのに~!! 16時からオトガイ形成術についての最初で最後のカンファレンスがありました。周囲にはズラリと顎変形症専門医の先生方がいました。今回のチタンプレート除去手術&オトガイ形成術は、前回の執刀医とは異なり、教授と助教授らが執刀します。「1番気になる箇所は?」の問いに私は「顎の梅干・・・」。半年前と同じ会話です。「検査の結果、オトガイは6mm~7mm上に向け出します」。ほえー、そんなに・・・。「これは吸収性のあるスクリュー(ネジ)のギリギリ範囲なので、もし足りなければ、またチタンプレートで固定します」。へっ? それは3回目のオトガイ形成術があるかもっていうこと!? クラ・・・。「オトガイ形成術により、梅干が100%なくなるとは限りません」、「顎のラインは変わりますが、それが本人が気に入るかどうかは、別な問題です」。ここは大学病院で美容整形外科でないから、絶対美人になれるとかはいわないわけね。4月の下顎骨手術の時に下顎骨を5mm前方に出したので、合計で下顎骨を11mm以上も出すのか・・・・。手術前日に聞かされるのも驚きですけど、明日の昼には私の顎も生まれているはず。おそらく北海道で1番オトガイ形成術をしているであろうスーパーコンビにお任せしましょう。しかし睡眠薬を服用したのに、3時間程度ウトウトしただけです。

■オトガイ形成術当日
8時40分に病室の皆さんに見送られ、ストレッチャーで手術室へ。12時55分に私は病室に戻ってきたそうです。意識朦朧の中で、担当医の先生が「予定通りでした」と、ニッコリ微笑んだのがわかりましたが、私はまたすぐに眠ってしまいました。それから2時間後には、尿道カテーテルも外してもらい、歩いてトイレにも行けました。前回の手術の後は、スッキリした気分だったのですが、今回は出血が300ml程あったそうで、貧血状態でフラフラでした。18時30分、スーツケースを引き、母登場! それにしても、私のオトガイには何が使われたの~??? 今日から歯磨きもしてもいいとの許可があり、夜、洗面所でやっとの思いで歯磨きしていると、担当医の先生が来て、立ち話ながら、やっとお話が聞けました。「いやー、もうギリギリだったよー」、「6mm少しオトガイを前方に出したんだけど、それだとガタンと段がついてしまうから、固定プレートを除去した周辺の骨を薄く削って、オトガイに移殖し、吸収性スクリュー3本で固定しました」、「今まで無理をして口を閉じていたから、オトガイ筋がとても固かったけど、今後は口も閉じやすくなるからね」とのこと。ということは、チタンを固定プレートに使用しなかったということだから、3回目のオトガイ形成術はなしってことだね!? 良かった!!

■食事
オトガイ形成術当日の夜からペースト食(おかゆ)が出ました。退院時には普通に食事ができました。

■抜糸
オトガイ形成術から6日目に抜糸をしましたが、オトガイの糸は3層構造になっているようで、塗る麻酔を使ってもオトガイの糸はなかなか抜けず、4日間に分けて抜糸しました。この糸が一気に抜けていたら、10日間の入院で済んだのではと思われます。

■オトガイ形成術による腫れ、麻痺、痺れ
前回の下顎手術に比べると、顔全体の腫れはかなり少なかったですが、とにかく、オトガイと首が腫れ、吸収性スクリュー(ネジ)が入っているというよりは、靴ベラが入っているような違和感がありました。スクリューだけを使い、吸収性プレートは使っていません。下口唇が腫れ、上の歯しか見えなくなってしまい、オトガイ形成術をしてから3日目くらいは、また出っ歯に戻ってしまったのではないかと、本気で心配しました。腫れは1週間程度でかなり引いてきました。オトガイ形成術をしてから5日目くらいまでは、身体が凄くだるかったです。オトガイ形成術をする前の説明では、オトガイ形成術だけでも顔面麻痺は出ると聞いていましたが、オトガイ形成術をした夜に、歯磨きをしたら、下の前歯が全部なくなってしまったのではないかと思うくらい、感覚が全くありませんでした。顔面麻痺は少しづつ快復してきて、オトガイ形成術をしてから1ヵ月が経った現在は、ほとんど顔面麻痺は気になりません。今回のオトガイ形成術でも痺れは出ませんでした。しかし、2年半前の親知らずの抜歯による痺れは、しっかり今でも残っています。

■オトガイ形成術をしたことの感想
矯正科の医師は元々、外科矯正することには大反対でしたし、下顎骨手術をした執刀医からは、オトガイ形成術までは必要なしといわれました。でも、私はせっかく矯正を決意し、下顎骨手術までしたのですから、機能、審美の両方面を考え、私からオトガイ形成術を強く希望しました。オトガイ形成術から3日目に顎のテープを取り、新しい顎と対面したのですが、まず思ったことは「妹とそっくりだー!」。私達姉妹は全然似ていませんでしたが、オトガイを前方に出したら、頬から顎にかけてのラインがそっくりになりました。梅干は口を閉じた状態だと、全くわからなくなりました。むしろ、笑った時に少々余韻が残っているような感じです。でも、私にしかわかりませんね。Eラインはバッチリの仕上がりです。入院中、ビーズを沢山持っていき、アクセサリーを作ってたのですが、本に出てくるチョーカーのモデルさんのようなラインになり、今、やたらとチョーカー作りに燃えています。でも周囲の人は、そんなに気付かないようです。オトガイ形成術をした後に「痩せた?」と訊かれることが多くなりましたが、実は私、1kgも痩せていません。オトガイ形成術をしたことを知っている友人は「顎出たねー、今度はわかるよ」といってくれます。前回は悲しい程に誰も気付いてくれませんでしたので。オトガイ形成術をしてからの最大の差は、二重顎にならなくなったことです。かつてはどんなに痩せても、いつもいつも丸顔の二重顎でした。やはり、下顎もオトガイ自体も小さかったんですね。今回は10月の入院ということもあり、顎変形症手術の患者さんは少なかったです。むしろ舌癌等の患者さんが多く、20時間以上かかった手術の話を聞いたり、物凄い傷跡を見せてもらいました。私もかなり悩んだ時期がありましたが、それに比べると、顎変形症なんて病気の内に入らないなと、様々なことを考えさせられた2週間でした。

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